屋根や外壁のリフォームにあわせて防火仕様の検討を。

【屋根の防火構造って、どういうこと?】

建物の防火構造というのは耳にしたことはありますが、“屋根の防火構造”について、ご存じの方は果たして何人いるのでしょうか。

そもそも防火構造とは、準防火地域の中の木造建築物に対して適用されるもので、延焼の恐れがある部分の外壁や窓・玄関などの開口部に、防火性能のある建築材や構造を設けなければならないというものです。

“延焼の恐れがある分”ですから、そうでない部分は適用外ということになりますが、延焼の恐れがある部分なのか、それとも内部分なのか、そんなことを素人の私たちはどうやって判断すれば良いのでしょうか。

法令の中にはわからない単語がいくつかあって、準防火地域もその1つだったので調べてみました。

準防火地域とは、都市計画法によって「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」 と定義づけされていて、その観点から指定された地域のことです。

端的な表現で言うなら、「このエリアは火災が起きたときに延焼を起こして大火災になる危険性がある地域だから要注意~」と名指しされたようなエリアのことです。

東京でいうと住宅密集地の下町で、いまだに昔のままの木造家屋がたくさん残っているところなどが準防火地域ということになります。

【3階建て の建物は「準耐火建築物」!?】

この法律は「建築基準法」と「建築基準法の施行令」において具体的な規制が定められた地域とされています。

最近では二世帯3世代同居などといって3階建ての木造住宅が多く建てられるようになりましたが、3階建て の建物は「準耐火建築物」に適用されるのだそうです。

準耐火建築物とは建築基準法に定められた法律で、通常の木造建築物よりも、さらにワンランク高い防火性能が必要とされる建築物のことです。

つまりふつうの木造2階建て住宅よりは、たとえば不燃下地外壁や金属サイディングの屋根、防火被覆材の採用など、もっと高度な防火設備や仕様が必要な建物ということです。

たしかに昔ながらの下町情緒は、温かみがあって散策していても気持ちのいいものですが、「この辺は火事が起きたらたいへんだなあ」と感じることはあります。

むずかしいことはわかりませんが、新築住宅の場合はすでに耐火構造認定を受けていたり建築士などプロの方々が事前にクリアしてくれているので心配ないですが、屋根や外壁の老朽化が目立ちはじめた築20年以上の木造住宅となるとイエローカードかも知れません。

工事にはそれなりの予算が必要ですが、この際ですから屋根や外壁のリフォームにあわせて防火仕様の検討をすすめてみましょう。

ちなみに屋根については不燃材の屋根とする必要があります。

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