見過ごされがちな屋根の耐震。価格よりもその重要性。

【屋根と壁の耐震は6つの要因の中でも見逃せないポイント】

地震の影響で一般の家屋や住宅が倒壊した要因には、「地盤」、「基礎」、「柱」、「土台」、「壁」、そして「屋根」の6つの視点が考えられます。

地盤がもともと軟弱地盤であったり十分な地盤改良が行われていなかったりすると、揺れに対する強度を云々する以前に、まずは地盤改良からということになってしまいます。

基礎や柱、土台なども同様なことが言えますが、たとえば壁、屋根の2点については、地盤改良や土台の見直しなどにくらべれば耐震補強のための価格も小さく、まだ耐震についての判断を下す余地が残されています。

みなさんもお気づきでしょうが、耐震補強材や耐震補強の多くは住まいの外壁にあって、屋根そのものに補強の話題が移ることはありません。

しかし屋根は外壁の上にあって、地震の揺れなどに対して大きな負荷を外壁に負わせてしまうものです。

【屋根工事の価格がいくらでも、命には換えられない】

たとえば屋根の構成材である梁や柱の耐震補強は十分でしょうか。

内壁に対して筋交い補強や耐震装備を行うのと同等の補強を屋根に施しているでしょうか。

大震災が起こるたびに問題になりますが、震災によって亡くなられた方の多くが、屋根や内壁・外壁の下敷きによる圧死なのです。

まず言えることは、現在の屋根の状態を見直しましょう。

いろいろな見方や意見がありますが、瓦屋根の充用はスレート屋根や金属屋根にくらべて4倍近い重量があることはたしかです。

そしてこの重たい屋根の部分は揺れと同時にバランスを失い、屋根の下の、本来であれば耐震壁の役割を果たすはずの壁に、過大な負荷を与えてしまいます。

もし瓦よりも軽い屋根材であったら、倒壊を免れ命が助かった方がいるかも知れません。

【手ごろな価格からある、耐震性に寄与できる屋根材】

耐震補強工事や耐震リフォームについては、かかる費用のうちの3分の1や半額といった上限がありますが、居住地域を管轄する自治体から補助金も出ています。

「屋根工事や葺き替えをそろそろ」とお考えの方は、屋根リフォームと同時に耐震性能をアップするための工事を行ったり、軽量で強度の高い屋根材への葺き替えを検討されてはいかがでしょう。

瓦の趣を残したいのであればスレート瓦、さらに軽量化をはかりやいのであれば金属屋根など、耐震性に寄与できる屋根材も多数発売されています。

価格もリーズナブルな価格帯から高級品と位置づけられた屋根材までさまざまに揃っています。

耐震診断を受けるときにでも、担当者の方にいろいろ話してみると、価格や性能についてのいい情報が得られるかも知れません。

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